報告者:了戒
NGO結さんのコーディネートのもと作業を実施。
まずは、2チームに分かれて開始。
Aチームは、昨日入らさせて頂いたお宅の継続。
台所、洗面所の床剥ぎが対象。
以下は殿村さんの報告。
Aチーム(報告者:殿村)
1件目 3人で昨日の継続案件、台所と洗面所の床剥がし。
依頼者さんのお孫さんも同じようにパワフルに床剥がしに参加して下さいました。
聞けば、元野球部だったそうで、ガッツリ力仕事もして下さり、大いに助かりました。
わずか2時間で、増し貼りしてあった二重のフローリング施工されていた台所と洗面所の強力なボンドの効いたクッションフロア付きの板を剥がせました。
これで主な被災ゴミを今月中に出せると、そのお孫さん大変喜んで下さいました。
Bチーム(報告者:了戒)
昨日了戒が送風機を回収に伺い、高齢の住民様が、身体が不自由なとこがあったり床板を踏み外し落下し怪我をしながら自分で泥出しをされていたお宅。ボラセンと調整し、最優先で対応となった。
作業内容は、濡れて床に落ちた断熱材の除去、床板貼りと畳敷き直し、サーキュレーターの再設置。
柳田、了戒にて開始。
まずは、濡れた断熱材で室内を汚さないように養生を施してから、断熱材を取った。濡れて床材からぶら下がっているものもあったのでそれも除去。
その後、床板を戻していくが、番号がふられていない為、パズル状態。
2人で頭を悩ませている時に、殿村チームが作業を終え合流。
ここから、5人で床板パズルと畳パズルを解いて完了。
六畳間にとりあえず畳5枚を敷き詰めたので、大変喜んで下さいました。
このご主人とも色々とお話しさせて頂きました。今回の水害でクーラーやエコキュート、車が全て水没との事。車も僅か三千キロしか走っていないのに廃車。新車を探そうにもかなり待たされるとの事でやむなく中古車を購入されたとの事。
人間って人だけでなく、色々と必要なものがあるんだなぁって、改めて考えさせられました。
北側奥にサーキュレーターを設置する為、一部開口したままではあるが、住民様のこの和室で寝たいというご要望に素早くお応えできてよかった。
Aチーム(報告者:殿村)
三件目へ。
先日入ったお宅の隣。
床は既に撤去済。
しかし、床上浸水なので壁もカビっているのではとの事で剥いでみると、やはり大量のカビ。
作業開始前は、ひと部屋の依頼でしたが、結果、全ての壁を3尺の高さで切ることになり明日の継続案件になりました。
了戒は、3件目がスムーズに動き始めた時点で分かれて、いつものように送風機設置にまわった。
今日も、ただ設置するのではなく、新たな対策必要な箇所を発見したり、住民様のお悩みをお聞きしたりする時間をとったりした。
一様なのは、送風機を今か今かと待たれている事である。何回もボラセンにまだ設置できないのかと連絡を入れられる方も多い。
明らかに送風機で乾燥を促進しないといけないお宅や、送風機がない事で心理的に切迫されている方など色々なケースがある。
断熱材が濡れた状態で送風機を入れたいと切望される方には、設置しつつ断熱材除去や石膏ボード裏カビ発生の可能性を説明差し上げ、送風機だけでは解決しない被災箇所がある事を理解いただくように努力している。
土砂出しでも、壁剥がしでも、床剥がしにしても、送風機設置にしても、それぞれのお宅で水害被害の理解が異なり、背景、心情、ご要望も違うので、そのお気持ちをなんとか感じとり、住民様の不安や疑問を解消し、焦りを少しでもやわらげていただけるように、明日も作業を進めます。
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