ここ珠洲の災害復旧支援も段々と後半に入り、残りニーズは屋根案件よりもブロック塀や家財搬出が多く残っているようです。
今日、我々は家財搬出。
御両親が6年前まで住んでおられた赤紙が貼られた御宅。
東京からご夫妻が片付けに来たとの事。
朝、ピースボートの大塩さんと現調を兼ねてお伺いすると、震災の時からほとんど手付かずで、屋内、食器棚、タンス等が倒れたまま、壁も落ちたままの家財道具が散乱した状態。
ご夫妻2人だけでは、手の付けようがなく、少し意気消沈のご様子。
先ずは動線確保の為に、へし曲がって、どうにもこうにも動かない建具をジャッキで上げて、傷んだ建具を搬出。まだ、使える物はもう一度レールにはめ直し、余震に対して少しでも強度を残す為に撤去せず。
落ちた敷居で脱線する所は、野間口さんが補助桟を付けて脱線しないように大工仕事。
倒れた食器棚やタンスを起こし、処分する1階、2階の家具を全て搬出。
ご両親が残された大量の品々を、全て要るか要らないか、確認を取りながらの搬出。
午後から石川ひのきしん隊さんも加勢下さり、家財道具の分別仕分けをして頂き、イチニチで5部屋と廊下部を掃除機をかけるまで終了。
最初、悲しげだったご夫妻。
安藤さんと野間口さんの黙々と動く姿。鈴木さんと私の関西弁掛け合い。段々と心もほぐれ、最後には、これでこれからの見通しが立ちましたと笑顔でお見送り下さいました。
まだまだ、復興、道半ばですが、自分達であとはなんとか出来ると思ってもらえる所まで終了し、今日も充実したイチニチでした。
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