<活動概要> ①乾燥確認、カビ取り&消毒1件 ②現調1件 ③カビ取り&消毒の他チームヘルプ1件
<活動詳細> ①沼津市西添町A様宅にて、乾燥確認を実施。
既に送風機が置かれて日数が経過したお宅での乾燥確認。事前情報で青カビ、黒カビがあると聞いていたので、消毒装備も準備して訪問。
潜り班と養生&床下オペ班に分けて作業開始。潜り装備と養生が完了してから、床下へ侵入して、まず各所の含水率計測とカビ発生有無を確認。
含水率はどこも束柱中央付近で20%前後のため、送風機設置での乾燥促進は完了と判断した。 カビは全体的ではなく何箇所かで発生していたので、拭き取りエタノールを噴霧し完了。
念の為に、壁の畳を開口のため開けた端の隙間に見える壁の石膏ボードの含水率を測る30%超の為、今後なんらかの影響が出るかも知れない事をお伝えして、何か相談があれば社協に連絡していただくようにした。
今回多いケースで床板裏まで浸水とか床上ちょっと浸水とかの時、断熱材や石膏ボードを除去しなくても良い場合もあるので見極めが難しいが、住民さんに安心する事なく変化を注視していただくようにお願いしている。臭いはないか、壁紙に浮きや剥がれはないか、壁と接する付近の床板に変化はないかなどをみてくださいと説明して
いる。
②沼津市西添町O様宅にて現調実施。
ニーズとして、消毒依頼だったので床下に潜り含水率計測とカビ発生有無確認を想定して、現場入り。
まず、入室させていただいて床上状況を確認すると全体的に踏むと床、畳の沈み込みが確認された。 2年前の水害時は業者に床下消毒をしてもらい、その時、仏間の畳下を開口して作業して、今回も臭いが気になるので、消毒をしたいとのこと。発災時に訪問してきた業者からは白アリ駆除含めてかなり高めの金額提示があったので、社協での消毒がどんな内容なのかを問い合わせたとのこと。
その仏間の畳をめくった状態を許可を頂き撮影したので参照を。 畳、床板合板にかなりのダメージが出ていた。 以前開口したと見受けられる箇所を再度床板合板を剥がし、床下状況を確認。 風通りが良いのか布基礎は問題なし、木材も一部30%超があったがほとんどが20%前後の為であったので、高い部分に風を送るため送風機を2台設置。 今回は現調であり軽微なものならその場で作業していくが、このお宅に関してはどこまでの対応ができるのかを社協に判断頂く必要がある為、送風機を設置した後畳を戻した。 台所も確認すると施工時の床板、その上にクッションフロアがあり、更にその上にベニヤが敷かれていて施工時の床板、一番上のベニヤは強度が落ちている状況であった。台所と仏間の間に4畳半の和室もあったが同じ状況と想像された。 畳、床板が抜けたり健康被害が発生したりする危険性を強く感じた為、作業後のミーティングで社協としての手厚い対応が必要と報告し、来週、社協と一緒に再度お伺いして方針を決めてい行くとなった。もともとの生活状況に今回の水害がより強いダメージを与えてしまったケースであり、なんとか早く危険を取り除いていきたいと思う。
③カビ取り&消毒他チームヘルプを実施。
前記②を対応後に、社協さんから貸していただいているトランシーバーにて、何かヘルプするお宅はないかを技術系作業チーム全体に問いかけ、応答のあったまめっ隊さんの現場に行き、潜っての床下ブラッシングとエタノール噴霧を実施。
みなさんも被災地で沢山経験されてきたと思いますが、お宅によっていろいろな状況、ご事情があり、一律の対応では決して乗り切れるものではありません。 被災者さんのお気持ちに対してでも、住宅に対してでも、何かが少しでも改善できるようなお手伝いをしていきたいと思います。
また、明日も沼津のみなさんと共に水害に向き合っていきます。参加される方々、よろしくお願い致します。
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