【6月24日 活動報告】 報告者:上田裕子
当日は吹田市社会福祉協議会さんにAM8時半に集合。 愛知人意外にも多くのボランティアの方がセンターに集まってました。 東日本大震災での支援活動で何度もご一緒させて頂いた滋賀の京子さんも参加されていて、久々にお会い出来て嬉しかったです☆ 当日の任務は晴れていたので緊急事案のブルーシート貼り。(雨天時は危険なため作業不可) 愛知人は赤池代表を筆頭にチーム分けをして、私は代表や京子さんと同じチームになりました。
段取りを決めて現地へ向かいましたが、移動中見渡す吹田の街は前回の茨木以上に被害があったようには見えません。 逆に言うと、支援の手も回りにくかったり、被災されても声を上げづらかったりがあるのかもしれないな…。と感じました。 1件目に向かったお宅は現地に到着時、すでに業者さんがブルーシート貼りの作業を完了してくれていました。(予定より早く来てくださったそうです) ただ、代表曰くブルーシートの貼り方が完璧ではないため、数日経つとすぐに外れてしまう…。とのことで、その流れをお伝えさせて頂きましたが、1週間後に本格的な屋根瓦そのものの修理をされる…とのことで、今回は作業をせずに次の現場に向かいました。
私も今回はじめて知ったのですが。この「ブルーシートの貼り方」が実はものすごく大事なんです。 そもそも「屋根瓦を組み立てるプロ」は存在しますが「ブルーシートを貼るプロ」はいないわけです。 ブルーシートはあくまで緊急事態の仮処理ですから、本来その家の持ち主さんやそれを建てた業者さんが「仮」でする処置。
こちらの屋根の端はガムテープのみで固定されていました。一応重しの土嚢も申し訳程度には置いていたと思いますが。 でも、そりゃあそうですよね。業者さんにしたって、ボランティアさんにしたって「初めてやる作業」でマニュアルも何もない。 私がその立場でもガムテープで補強して、活動で学んだ「土嚢」くらいは置いたかもしれませんが…。
次話をお聞きして本当に関心&感動したのですが、愛知人や先輩方で作り上げた「ブルーシート貼りのオリジナルマニュアル」 これが本当に素晴らしくて。市から直接「ブルーシートの貼り方全般、指導に入ってほしい」と依頼が…。
もちろん愛知人だって最初からそう出来たわけではなくて。何度もの失敗を重ねて辿り着いた究極の黄金方式なんだそうです。 熊本地震の支援当時も必須項目だったブルーシート貼り。 当時は「これじゃ持たない」と感じた今回の業者さんのような処置をしていたそうです。 そうすると、数日立って雨などが降ると「処置してもらったブルーシートが駄目になって困ってます」と連絡が入り。。 0からやるならまだしも、、一度設置したものを取り除く作業からのスタートとなり、下手すると倍以上の時間、労力ががかかってしまう。 そんな中「こうしたらどうか?あ〜したらどうか?」などと、なんども失敗を繰り返して、3ヶ月から半年は持つ、市から要請がくるほどのマニュアルを作り出したそうです。
なんだか、人生や仕事にも置き換えられますよね。代表や先輩の笑顔が半端なくカッコいいのは、そういった逃げない、諦めない、まっすぐな思いと行動力に培われたものなんだ…。と心が震えました。
ちょっと私の想いが溢れてしまいましたね汗 1軒目にご挨拶をして2軒目の支援先へ。 2軒目のご自宅に向かう道路はかなりの上り坂&極狭道が入り組んだ先にありました。 正直、かなりのドライビングテクニックがないと厳しいような道なので、現場につくまでにも少々大変でした。 この地域は前回の「全部が古い住宅の地域」とは違っていて、いわゆる高級住宅地。 関西ですと芦屋、苦楽園のに近い印象で、おしゃれで立派なご自宅に高級車なども並んでいました。
そんな中、支援に向かったご自宅はそこだけ時間枠が変わったようにさえ思えるような、昔ながらのお家でした。 また、依頼先のお母様がかなりのご高齢でかなりの難聴のため会話がうまく進みませんでした。 かなりの大声でゆっくり話してやっと伝わる程度です。
また、今回の屋根は二段階に別れている形なので、梯子をかける場所にも苦労しました。 二階の窓に梯子を固定する紐を設置させて頂きたくお願いをしたのですが、二階の窓は開けたくない…。 と、なかなか趣旨が伝わらず大変でした。(結果、別の部屋の窓から固定させていただけました。)
お母さん、そしてご高齢のお父さんに「整体施術」の申し出をさせて頂きましたが、身体を触られるのが苦手…ということで今回は「ブルーシート隊」としてのみサポートさせて頂きました。
屋根班は、まず梯子を固定させ、屋根の寸法などを測った?りの下準備。 サポート班は、ブルーシートを屋根に合うサイズにカットしたり、屋根班に必要となるものを作成したり、屋根班が何度も梯子を上り下りしなくて済むように必要となるものを梯子に登って手渡ししたりしていきます。 また、炎天下での作業となるためある程度の時間が来たら「休憩ですよ〜」と声を掛けるタイムキーパーも担当します。 (作業に夢中になるとどうしても身体の不具合や時間を忘れてしまいがちになります)
今回大変だったのは、ブルーシートを切ったりする場所が傾斜のある道路だったこと。 作用の途中で何度も車が通るので、その度に作業を中断しなければならなかったり。 また、斜面なので移動や作業時にも地味に負荷がかかり結構キツかったです。炎天下なので体力も奪われます。 実際私も少し立ちくらみがして、数分休ませて頂きました。(前日深夜の余震で神経が高ぶりあまり眠れなかったせいもあります) 京子さんは看護師。京子さんの友人さんは鍼灸マッサージ師。 「頭を下にして寝たほうがいいよ」と教えてくださったり、貧血や立ちくらみに効くドライフルーツやくるみ等も頂き、非常に助かりましたし、心強かったです。 サポート班ですらこうですから、日光が直撃する中での危険作業となる屋根班は本当にキツイと思います。改めて尊敬です。 余談ですが、腕が真っ赤に日焼けのやけどをしてしまいました。熱くて長袖をまくりあげてしまったせいですね。日焼け止め対策もしておいたほうが良さそうです。
ここで少しブルーシートの黄金マニュアルとなる方法にも触れたいと思います。 ブルーシートはカットするだけではなく、カットした端と端に固定用の板を入れ込みます。 ブルーシートの下に板を入れ込んで、まず、ブルーシートと板を専用ホッチキスで固定。固定後、もう一重にブルーシートを巻き込んで再度固定します。 こうすることで、風などが来てもすぐにズレ落ちなくなるそうです。
このサイズはいろいろあるので、その都度屋根班にサイズを訪ねたりするんですが、板を入れ込む余白も考えたりし無くてはならず、大声で屋根と下でのやり取り自体がお互いに体力を使うにミスも起きがちに。。 (実際にサイズが少し違ってしまったため、屋根班に屋根の上でカットをお願いすることになってしまいました。) 私は計算系は特にほんっとうに頭がよろしくないので、言われたことは出来ますが(何センチに切る、止める、等)京子さんは「どう段取りすればロスが少なく作業ができるか」を考え、行動し、支持をくださったのでとても助かりました。
また、サイズの計算法?等も逐一メモされていて、次に同じ失敗をしないために「今後は方眼紙などで屋根組、サポート組はサイズなどのやりとりそしましょう」と提案されたりしていて「ああ、こうすると同じ失敗はせずに済むんだ」と、学ばせていただきました。私はいつも直感で身体で覚えてく…的なところがあり、同じ間違いを繰り返してしまったり、次回の作業時にまた0からに戻ってしまったすることも。 誰が見ても作業出来るように「作業工程やサイズの図り方」などのマニュアル表的なものがあれば、スムーズかもしれません。
後、気になったのが「メジャー、ハサミ、養生テープ、油性マジック」等、ブルーシートに使う簡単な道具は、ある程度の経験者は自分用に持参できたほうが良いのかも?と思いました。 実際、屋根班の方にその都度お借りしなくてはならなかったりして、時間もロスしますし、集中力が途切れてしまうかもしれません。 取り急ぎ私は100円均一のお店で、上記一式(結束バンド、セロテープなども)をGetさせて頂きました。100均なので使い勝手が悪いかもですが、そこはまた次回検証したいと思います。 本当は自分専用のヘルメットもあっても良いんですが、、また、時間作ってGet出来たらと思います。(京子さん、友人さん、大半の先輩方も持っていらっしゃいました)
また、これからどんどん真夏日も増えていくので「サポート隊」としては「屋根班」をより快適に休憩時に疲れをとってもらうべく、冷やしタオルを持参したり…もありかなあと。 冷えピタシート等を首の後に貼って頂くのもいいかも? 取り急ぎでコンビニでゲットした、「ギャッツビー、アイスデオドラントボディーペーパー」も使い捨てにはなりますが、なかなか優秀でした。 とにかくこれからの季節は熱中症などにも注意しなくては…なのでそのあたりもフォローできれば良いかな?と思いました。
今回は作業の途中で屋根の上に登らせて頂きました。実際どんな状態になっっているのか知りたかったのと、自分には屋根の上の作業は可能なのか?を確かめたかったためです。 中学時代器械体操をしていたので、割と恐怖心は感じにくい方かと思いますが。。 屋根の上まで梯子で上がる事自体は怖さはありますが大丈夫でした。また、屋根の上を歩くこともなんとか。。 ただ、屋根の上の作業をその場で先輩の指示を聞いて不器用過ぎる私が出来るかというと、、、。結論。おそらく無理ですね。 屋根の下で、完璧になるまでレクチャーしていただいたあとなら、出来るかもしれませんが、今のままの私では時間だけ食ってしまいそうです。。あと、専用のもっと滑りにくい靴なども必要ですね。
今回の現場は二段の屋根瓦だったので、通常よりいろいろ大変だった気がしますが、なんとか無事完了出来ました。 当日参加された皆様本当にお疲れ様でした☆
作業の完了をお伝えすべく、インターホンなどを押したり、大きな声でお声がけもしましたが、お母様が難聴のためなかなか出ていただけませんでした。 また、ひょっとしたら少し認知症などもあるのかもしれませんが「私達はボランティアで仮、の応急処置のみ」をさせて頂いたのですが「屋根瓦を全部治してくれる」とずっと勘違いされてしまって、お伝えする難しさも感じました。きっと、お母様一人で瓦屋さんとやり取りして…というのは厳しそうでしたので、代表から離れて暮らしてらっしゃる息子さんにお電話でお伝えさせて頂きました。 一応お母様にもわかるように「メモ」を書いてお渡しさせて頂きました。
高齢のお母様、きっといろいろとご不安だったと思いますが、ブルーシートの処置完了を喜んでくださり、私達の車をずっと見送ってくださいました。 お母さん、ありがといございました。
4時くらいに作業は終わったので代表や皆様は「もう1軒向かう」とのことでしたが、私は夕方から仕事軒予定があったのでいったん先に帰宅させて頂きました。 …もともとは、代表含め遠征愛知人班は当日の昼間で作業をして、いったん名古屋へ戻る予定でした。 ですが、市からの要請などもあり、なんと赤池代表、仕事もお休みして今週いっぱいあ大阪に残ってくださることになりました。 だ、、、代表、、、、、。大阪のために涙 ほんとありがとうございます!! 美味しいごはん、、今度ごちそうさせてください!
支援先から集合場所の吹田社協に戻る間、代表と先輩は「ヒビが入っているその他の住宅」に愛知人のフライヤーを持って声掛けに回ってらっしゃいました。 被災されながらもボランティアセンターに声を上げていない場合などもあるからです。 こういったきめ細やかな心遣いは本当にスゴイと思います。
バタバタでなかなかフェイスにも入れなかったのですが今、代表の記事を読んだ所、連日ブルーシート貼りの作業をしてくれているそうですが、屋根に登れるのが、愛知人関連しかおらず、人手不足が深刻な問題となっているようです。。私も、どうしもな仕事等もあり確定はできませんが土日のどちらかだけでも入れたらと思いますが、屋根の上の作業などが得意な方がいらっしゃいましたら、是非ともお力をお貸しいただけましたら幸いです。もちろん、それ以外でもサポートしてみたい!な方も、大歓迎ですので是非よろしくお願いいたします。 (車などの乗車人数の問題もありますので、興味を持っていただけた方は直接、愛知人、赤池代表までご連絡ください)
【連絡先】 愛知人 代表 赤池博美(あかいけひろみ)
【TEL】 080-3758-0828
【集合場所】 吹田市社会福祉協議会 http://www.suisyakyo.or.jp
【集合時間】 8時半
阪急豊津駅 徒歩 約8分/阪急吹田駅 徒歩 約11分/JR吹田駅 徒歩 約16分
【終了時間】作業はおそらく遅くとも5時までには終わるかと思います。 ちなみに今日は4時前には終わりました。
【必要なもの】 軍手(滑り止め付き、ビニール製など) 汗拭き用タオル マスク(必要に応じて) 水等の水分 昼食は現地で購入予定ですが、食べたいものなどがある場合は持参してください。 (屋外や社内で食べることになるかもです)
※ 集合場所までの往復交通費、食事などはすべてご自身でご負担お願いいたします。
【服装】汚れてもよく動きやすい格好。(結構汚れるのでそのまま帰宅が嫌な場合は着替えをご用意ください。おそらく社協さんのトイレなどで着替えは可能かと思います。使用不可なら、、ごめんなさい涙)
また、ボランティアには行けないけれど、支援金だけでも参加してもいいよ☆な方は下記までお振込みいただけましたら幸いです。 支援金は、ブルーシートなどの資材、ガソリン代等、ボランティア時に必要となるものに使わせていただきます。 (もし余った場合も次のボランティア支援先に使用させていただきます)
長々と長文をお読み頂き本当にありがとうございます。 どうか、みんな笑顔で過ごせますように。
【支援金の振込先】
愛知銀行 春日井支店 普通 2047764 アイチジン ダイヒョウ アカイケヒロミ
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